EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは自分の感情を上手に調整し、利用する事で、本来自分が持っている能力を最大限に生かすことが出来る知性のことです。一般に知能(IQ)が高ければ物事を正確に処理する事ができ仕事が出来る人だと思われがちです。 しかし、些細な事に動揺したり、怒ったり、他人の感情に鈍感で全く考慮しないなど、社会的知性の欠けている人だったらどうでしょうか。IQが高いからといってパフォーマンスが充分に発揮でき満足のいく結果が出ているとは限りません。
人間は心理的に動揺すると論理的思考力、記憶力、集中力、判断力、学習能力が低下すると言われています。これを企業でみるならば、生産性の低下、事故の発生といったことにつながります。 総合的な社会的知性=EQが高いと、対人関係能力や自己実現能力も高く、周囲の人から援助や支援を得られやすくなります。つまり、EQが高ければ本来備わっている能力や蓄積してきたノウハウが充分に発揮できる人的環境を自分で作り出す事が可能となります。
EQのコントロール
1)EQ(Emotional Intelligence Quotient)は
・元来、誰にでも備わっている事
・訓練によっていくらでも高められる
・状況によって適切に発揮できるようになる
2)情動(emotion)のコントロール
・感情の中でも以下の特徴を備えたもの(cf. 気分)
・原因が比較的はっきりしている
・生理的な反応を伴う
・比較的短い時間で消失する
EQ診断 キャリアEQITM 250問版
■商品構成
・キャリアEQITM質問冊子250問版(貸出)
・回答用紙マークシート(貸出)
・診断結果個人用総合アセスメントシートおよび素養別コメント
・アセスメントシート読み方手引(小冊子)
■活用例
・社員の自己開発・能力開発の指標
・人材評価と適正配置の客観的指標
・採用時の人材評価における社会的知性の
・発揮力の客観的評価の指標
1日目
◆オリエンテーション
・研修概要と目的周知
◆EQについて理解する
・EQとは何か
・EQによって測定できるもの、出来ないもの
◆EQ検査結果の読み方
・EQIRを構成する3つの知性、
8つの能力、24の素養の理解
◆自己理解と他者理解
・セルフモニタリング(客観的な目)
・組織への適応と社会化
◆EQと対人関係について
・コミュニケーションとEQ
・職場活性化とEQ
◆まとめ
・まとめと質疑応答
2日目
◆オリエンテーション
・昨日の復習
◆EQを活用した対人関係スキル向上
自己表現力
・分かりやすく説得力のある話し方のコツ
・相手の理解と共感を得やすい表現法
・積極的傾聴の意義と効果
・「聞く」と「聴く」の違い
・質問話法の種類と実際
アサーション
・葛藤を恐れない活性化された職場作りを目指して
・自他尊重の会話の進め方
・様々な価値観や立場の違う人との関係作り
◆対人問題の解決
・事例研究
良くある人間関係上のトラブルに対して
解決策を見出す(実践演習)
◆まとめ
・まとめと質疑応答
ビジネススキル