部下を正しく診断するためには、相手の行動をよく観察し、論理的理解と共感的理解の両面からのアプローチすることが必要です。仕事のやり方が分からないために成果が出せないのであれば、「指導」が必要ですし、相手が自信を無くしていたり、不安になっている場合は、「支援」的な働きかけにより意欲を高めます。成果をあげ、部下を育成するための仕組みである「OJT」と「目標管理」もそれを運用する現場のリーダー、課長がどの様なコミュニケーションを発揮するかにより、その効果も問われるものとなります。
そこで・・・今回の研修では「相手の状況を診断する力」「相手の状況に合わせてどの様に接すればいいかを決める力」を効果的に働きかけるマネジメントのあり方をコーチングの考え方とスキルに学び、OJTを経験原則で終わりにせず、1つの能力として鍛える必要性と重要性を認識していただく事を目的と致します。
オープニングスピーチ
「日頃のOJTで心がけていることと自己課題」
講義
「コーチングの意義と必要性」
・自立型の人材の支援者として
・支配従属的な人間関係から協働的な人間関係へ
コーチングのためのコアスキル
1.自己 (「状況対応リーダーシップ」診断結果)を踏まえた、リーダーとしての役割認識
・自己の仕事観、人間観を理解する
・コーチングに必要な要素
・リーダーとしての目標設定と目標提示
・部下を動かすための率先垂範と自己責任で仕事をさせる仕掛け作り
2.部下理解のためのアプローチスキル
指示命令型から質問型アプローチへ
・質問の種類と相手に及ぼす効果
3.目標達成のためのプロセス設計スキル
・部下との共通ゴールを見つけるために
・部下の過去から成功体験と引き出す
・部下の現在を客観的に分析する
・部下の未来を共に創造しゴールを設定する
・部下の支援者としての役割課題
コーチングのための自己課題の設定
まとめと質疑応答
ビジネススキル